為替で生じた(一時的な)現象を国力低下だと言う人を僕は全員嘘つきだと思っている。
この数年で円安が進んだことと国力が低下したことの相関性を示せるものなら示してみよ。無いはずだ。なぜなら、そんなものは最初から無いからである。地球温暖化のような話にしてはならない。
サンモニが誘導したい話はこうだ。
(アベノミクスが象徴的であるが)保守自民の経済政策のせいで国力や国際的地位が低迷している。
「日本経済の仕組みを成長できる体質に変える」→(社会主義にでもするのですか?)
断片的事実を含ませて政権批判をしているに過ぎない。これでは偏向報道と言われても仕方がない。
どの国も国際的地位は相対的に下がっている。米国は20年前に比べてプレゼンスは低い(ここでは特に為替だけではなく国防を含め全て)。当然である。世界は多様化し、途上国もIT化しているし必要な情報は世界中で共有できる。貧困の格差は広がっているかもしれないが底上げも始まっている。確かに未だに飢餓に苦しむ人はいるだろうが飢餓から抜け出した国もある。目に見えないところは変わっているはずだが、古いレジームを引きずってものを語るとこのような報道になる。
円安で国力低下しているわけではなく、グローバル化の中で相対的に低下しているだけである。為替は関係ない。むしろ、バブル時のプレゼンスを現状維持していたら恐ろしい国ではないか?
局面だけ切り取ってストーリーに当てはめるやり方は視聴者を馬鹿にしている。
仮に、国力が自国の何かが原因で低下していたとしよう。為替が円安に振れる保証は全く無い。
更に突っ込んで私的な意見をいうと、円安はただのチャンスである。今、ニュースは暗いが景気は絶好調である。こんなもの、官公省庁のデータを見ればわかる。データを見た人の暗い報道の中から嘘を見抜いてもわかる。
よく周りを見聞きして観察欲しい。景気はむしろ良くなっている。賃金も5%近く上がっている。労働者は給与明細を観て欲しい。下がっているないし、据え置きなら転職せよ。
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