逮捕はなんのためにするのか。鹿児島県警のスキャンダルでもう一度考えさせられた。
刑事訴訟法第199条
第1項
検察官、検察事務官又は司法警察職員は、被疑者が罪を犯したことを疑うに足りる相当な理由があるときは、裁判官のあらかじめ発する逮捕状により、これを逮捕することができる。ただし、30万円(刑法 、暴力行為等処罰に関する法律及び経済関係罰則の整備に関する法律の罪以外の罪については、当分の間、二2円)以下の罰金、拘留又は科料に当たる罪については、被疑者が定まつた住居を有しない場合又は正当な理由がなく前条の規定による出頭の求めに応じない場合に限る。
刑事訴訟法
罪を犯したことを疑うに足りる相当な理由があれば、逮捕できる。
しかし、①逮捕理由、②必要性が問われるのだが、2については
逃亡や証拠隠滅の恐れ
が認められるかどうからしい。
僕は、逮捕前に持病があることや逃亡をしないこと、証拠の隠滅もないことを警察に伝えている。電話で定期的に居場所も伝えた。にも関わらず逮捕となった。そして、7ヶ月半もの間、勾留・拘禁された。
今回の僕の逮捕は、警察の活動を象徴するものとして利用された。つまり、僕はスケープゴートでとなった。オンラインカジノの取り締まりをやりたくてしょうがない警察の取り締まり活動のシンボルとなったのである。予算の確保でもしたいのだと思っている。
なぜ逮捕を正当化するか?それは、極悪人なら逮捕してもいいし、懲罰を与えてもいいと平気で考えているからである。警察の頭には人権という概念がない。自分は正義の番人だと勘違いしているからだ。
そんな彼らに取り調べを受けても全く話が通じない。というか、調べ(取調べ担当)の刑事は警察にきれいに洗脳されているかわいそうな職員にしか見えない。可視化も実現していない中、これは恐怖でしかない。
さて、鹿児島県警の警察による元本部長の逮捕についてだが、明らかに権力側による口封じのための逮捕だし、懲罰である。組織を裏切るとこんな目に遭うというメッセージも感じる。これを平気でやる組織を監視する組織はないので、国民が議員に付託した思いを法律にしてもらって彼らを監視するしかない。権力側は変化を嫌うので、その権力に取り込まれてしまう議員もまた多い。また、相手が警察だと自らが逮捕されるリスクを考えて臭いものに蓋をしてしまうのかもしれない。
今回、メディアもこのように騒いでいるのだから、勇気のある議員がしっかり行動して欲しい。ものすごく簡単なソリューションは、取調室の可視化である。本田前生活安全部長がうけた取調べを見れば本当のことがすぐわかるのである。
あと、野川明輝本部長を逮捕するのはどうだろうか?カジュアルに逮捕して、野川氏が隠蔽したのか留置場で聞いて検察の調べも受けるといいのではないか?逮捕理由が蔑ろにされているのだから、身内もトップもバンバン逮捕して聞くのが筋だろう 笑。
最後に、本来、逮捕は懲罰であってはならないのでは?
追記、本田前生活安全部長をのことを知っているわけではないので、彼の正義感がどうであったのか知らない。
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